ミャンマー ゴッティ鉄橋、ラショーに行くはずが

2019年8月 お盆休みを利用してミャンマーに行ってきました。

当初計画はセントレアから羽田、バンコク経由でマンダレーに入り、列車でラショーへ

と行きティーボー、ピンウールイン(メイミョー)と戻りマンダレーバンコク経由で

セントレアに戻る計画、目的は何といっても一日1便の列車に乗り、ゴッティ鉄橋

(Goteik Viaduct)を渡る事です。

お盆の墓参りも終え13日の夜セントレアから羽田経由でバンコクへ、なんと

羽田の搭乗口にバイク仲間のO氏(チャーン島バイクツーリングに登場)偶然同じ

飛行機バンコクへゴルフに行くそうだ。どさくさにまぎれて一緒にダイヤモンドレーン

で搭乗翌朝バンコクスワンナプーム空港に到着、O氏とはここで別れ、私はドムアン空

港へ。

 

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スワンナプーム空港の到着フロアー3番出口にドムアン空港行きのシャトルバス乗場が

ある。ドムアンからのチケットがあれば無料だ。

ドムアンからエアアジアマンダレーまで、マンダレー空港からはシャトルバスで

(4,000MMK)ホテルまで送ってくれる。今夜のホテルは79 Living Hotelマンダレー

のすぐ裏である。

チェックインを終えすぐ外出、まずは明日の列車の切符と両替である。

ラショー行きは1日1便朝4時出発である。駅に行きチケット売り場を探すが

ミャンマー語表記で一切わからず。駅員に「ラショー」と言って売り場を探す

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売り場6番に並び「アッパークラスの窓側」をリクエストしたが席が無く

17番に並びなおしてオーディナリーの窓際GET(2,400MMK)。現地の人と一緒の旅も

悪くない。

次は両替、駅近くのダイヤモンドプラザの1階の銀行で両替、円は扱っていない為、

USドルで両替。時間はPM3時、近くのトゥクトゥクを捕まえインワとサガインに観光

2か所は日暮れまでに戻ってこれないと、ならインワとインワ鉄橋ならと言ったら

OKと言われ値段交渉 35,000MMK(約2,500円)1時間ほど走りインワへ

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ナンミン監視塔 傾いて登れない
マハーアウンミェ僧院、バガヤー僧院を廻りインワ鉄橋へ

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 インワ鉄橋は鉄道道路併用橋で橋の向こう側はサガインである。イギリスの植民地時代

に作られた橋で、現在は隣に新しい道路橋がある

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インワ鉄橋から見たサガインヒル。夕日が当たりきれいである。

夕食は近くの店で済ませ明日に備えて早めの就寝

翌朝AM3時に起床、チェックアウトを済ませマンダレー駅へ

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AM3:30のマンダレー駅、現地の人はホームで寝ている。そろーりそろーり4番ホーム

へ、ラショー行きの列車はすでにホームに

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定刻の4時に出発、線路の状態が悪く揺れが酷く時速40Km程度しか出ない

窓も開けっぱなしの為、虫も入ってきていっぱい刺されてしまった最悪

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オーディナリークラス

座席は硬いシート、19時間耐えられるか?奥の座席は虫よけの為、蚊帳を張っている

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アッパークラス

リクライニングできる、外国人旅行者が多い

1時間ほど走りSEDAWに到着、揚げパンと黒いもち米を炊いたご飯を買った

揚げパンは、油っこくおいしくないがもち米を炊いたご飯は赤飯のようでおいしい

この駅から線路は山に登っていく、今では日本ではめずらしいスイッチバック

(急な斜面を交互に進行方向を変えジグザクに進む線路)である。

今回の列車旅これも楽しみの1つである

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進行方向を変えながら進む列車(バックで進んで方向を変え左側の線路を登っていく)

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7:40定刻より少し早くピンウーリン(メイミョー)に到着

この駅は標高が高くマンダレーと比べるとかなり涼しい。列車の中にいた虫もいなく

なっている

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ピンウーリンの駅は標高3506FTと書いてある1FT=0.3048mなので約1,100mだ。

列車は30分程停車し出発。2か所程途中駅に停車し1時間ほど高原の中を走り

10時頃WET WUNという駅に停車、民家が数件立ち並ぶ山間の駅だが列車は1時間程

停車して動かない。日本と違い時刻通り運行するとは思っていない気長に待ち続ける

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グーグルマップで位置を確認ゴッティ鉄橋まで50Km弱の場所である

13時そろそろ3時間たつが動かない・・・・・・嫌な予感がする

隣の現地のおばちゃんが僕のほうを向いて機関銃を構えるゼスチャーをした

シャン州北部の少数民族武装組織がミャンマー軍と中国国境の利権をめぐって争ってい

情報はあるがラショーより北の国境付近(コーカン自治地帯)外務省渡航情報レベル3

渡航は止めてください。(渡航中止勧告))である。

今回行くエリアはレベル2(不要不急の渡航は止めてください)。

14時頃、他から駅員が集まり騒がしくなり、いつ出発か尋ねると「マンダレーに引き返す」と列車は一旦ピンウールインまで引き返しマンダレーに戻って行った。

ピンウールインの駅で降り駅員に切符を見せ明日の列車にチェンジしてほしいと頼むと

スマホを取出し、橋が破壊された写真(記事)を見せしばらく列車は出ないと

今日はピンウールインで宿を探す事に

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ピンウールイン駅前

時計台の近くのBravo Hotel 1泊18ドルを交渉して15ドル。インド系のオーナーに

バスでラショー、ティーボーへ行き方を聞くと、軍が戦っているからこの町から西へは

危険だから行ってはだめだと言われしばらくここに滞在することとした

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町のシンボルパーセルタワー

翌日町に出ると物々しい雰囲気である軍隊のトラックが何台も街中を通っている

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スマホで写真を撮ると何と銃口を向けられているではないか(汗)

ホテルに戻り情報収集していると、バンコクにいるO氏からラインが入っている

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ミャンマー日本大使館からの情報を送ってくれました

何と昨日この町の軍事施設6か所も襲撃されて民間人も被害にあっている。

すぐに脱出しなければと思いホテルにマンダレーまでタクシーの手配を依頼したが

今日は手配できないと、ホテルをチェックアウトし街中へ、パーセルタワーの北100m

の場所シェアタクシーの乗場へ行き女子高生に挟まれ無事マンダレーまで脱出

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シェアタクシー乗場

今夜の宿を探す為とりあえずマンダレー駅で降ろしてもらうと目の前にHISのマンダ

レー支店発見、日本人スタッフに聞くところによればゴッティ鉄橋より西側

ティーボー、ラショーは占拠され封鎖されているそうだ。1日早く列車に乗っていれば

鉄橋は見れたが、しばらく帰ってこられなかったかもしれない。

残りの日程はマンダレーで過ごし日本に帰ることとした。

結局目的のゴッティ鉄橋、ティーボー、ラショーには行くことができなかった。

終わり