ミャンマー、インド、バングラデシュ その2
今回は正月休みを利用して1週間でミャンマーからインド、バングラデシュへと陸路で
チャレンジしました。
計画ではミャンマーのマンダレーまでバンコク経由の空路、マンダレーからタム、
国境を越えてインドのモレへ、モレからインパール、シロンへ、ダウキで国境を越えて
バングラデシュのシレット、ダッカへ、ダッカからバンコク経由で帰国の計画だ。
これが実現すれば香港からダッカまで5年かけて陸続きで繋がる事になる。
インパールをバスで出発
見た目は普通のバスだが乗り心地は最悪である。おそらくインド国産のバスだ。
振動をタイヤの空気圧だけで吸収しているような乗り心地。
コヒマまでは山道で半分以上は未舗装で砂を巻き上げ、振動に耐えながらの移動
途中バスを止めトイレ休憩、なんと女性も一緒に大地へ放水
ディマプルからは道路もよくなりバスもスピード上げた
朝方降りろと起こされるグーグルマップで見ると、シロンへの分岐点でシロンへ行く人
はここで別のバスに乗り換えるらしい。シロンへ向かうらしき人についていくと乗合
ジープに乗っていく「シロン?」と聞くと乗れと合図、どう見積もっても8人乗りの
ジープに12人乗りこみ出発、12月27日(金)の朝8時にメガラヤ州シロンの町に
到着 20時間のバスの旅
インドタタ社製の乗合ジープ
歩いてポリスバザールのセンターポイントに到着
センターポイントの露店屋台で朝食
まずはホテルを探して今日の宿を確保、センターポイントの近くで探すことにした
The Eee Cee Hotel 1泊2,464INR(約4,000円)
すぐに部屋を使用させてくれる事でここに決定、シャワーを浴び今後の予定を練ること
に、翌々日の29日(日)にはバングラデシュの国境を越えなければ30日(月)にダッカ
に着くことができない。1日余裕を見て明日の28日(土)に国境を超えることにして、
車中泊で疲れていたが今日は観光をすることにした。ホテルのフロントにタクシーを
頼みチェラブンジへ、貸し切りで1,800INR
Duwan sing View Point
Wah-kaba Falls 乾季で水が少ない
Nohkalikai Falls 水が少なかったが大迫力
Seven Sisters Fallsまったく水がなかった
9月~10月ごろに来るとこの景色が見られるらしい
この後Mawsmai Caveに寄りタクシーの運転手にノングリアットに行きたいと言ったが
が、「もう日が暮れるから行けない」と確かにシロンを11時過ぎに出発ここチェラブン
ジまで2時間以上かかっている今日はあきらめて帰ることにシロンに着くころには真っ
暗になっていた。ホテルに戻り近くでビールを買い(メガラヤ州はお酒OK)食事をし
たが食欲がないしビールもすすまない。夜激しい下痢と嘔吐に襲われ、日本から持って
きた下痢止めを飲んだが全く効かない。ほとんど眠れず朝になったが治まらなかった。
おそらく細菌性胃腸炎、とても今日移動することは出来ない。この状態が続くなら
トイレのないバスや車に長時間乗り移動できない。とりあえず病院に行くか薬を手に入
れなければいけない。ホテルのフロントに聞くと薬屋さんの場所を教えてくれた。
整腸薬と抗生物質を手に入れ飲むことに
Rifaximin とCyraflora
インターネットで調べるとRifaximin(リファキシミン)は抗生物質で
Cyrafloraは日本語訳はなかった多分インドの薬で整腸薬?。とりあえず飲むしかない。
明日には国境越えてバングラデシュのシレットまで行かなくてはいけないがこの状態で
は危険だ、せめてトイレが近くにある飛行機を選択しなくてはいけない。
シロンからインドのコルカタ経由でダッカまでIndigo Airが飛んでいる。翌日のチケッ
トをスマホで取りこのホテルにもう一泊することにした。
翌朝には薬も効いたのかだいぶ治まっていた。タクシーに乗りシロンの空港へ、
1日2便コルカタに飛んでいるだけの小さな空港です。
シロン空港
コルカタのイミグレで無事インド出国しダッカへ 飛行機の為、予定より1日早く
ダッカ到着
ダッカのイミグレであれこれ質問され解放、両替所でドルからタカに両替とSIMを買い
暗くなっていたので空港タクシーでホテルへ、道路は大渋滞でホテルに到着したのは
21時過ぎていた。ホテルはモティジールにあるラマニアインターナショナル
おかげでおなかの調子はすっかり良くなった。体調は良くなったがバングラデシュは
イスラムの国、基本的にお酒は飲めない残念。翌朝はダッカの町を散策
CNG(三輪バイク)に乗ってオールドダッカまで牢屋に入っている気分
スターモスジット
バラカトラ宮殿
街中はゴミだらけ
オールドダッカ ショドルガットのフェリー乗り場ここから各地へ船が出ている
対岸までボートが行き来している
外輪船ロケットスチーマー
クルナまで行っている珍しい外輪船だ。昔は蒸気船だったが今ははディーゼルエンジン
で動いている、次回ダッカに来たら是非乗ってみたい
道路はバス、乗用車、CNG、リキシャ、馬車が入り乱れ、いたるところでぶつかり
けんかをしている。帰りはオールドダッカからリキシャに乗りホテルへ
CNG、リキシャと乗ったが最初に金額を交渉してるのに、足りないと言ってくるし
おつりは出さない、途中で勝手に降ろす。何回も言い合いになったがそのうちこんなも
んかと思い始めてきた。
翌朝ホテルのレストランで日本人の一人旅の方と家族連れの旅行者の方とお会いしまし
た。一人旅の方は来て早々スマホ落としたらしく困っていました。家族連れは奥さんと
小学生高学年くらいのお子さんと観光旅行と言っておられました。
朝食を済ませリキシャでダッカ駅まで行き列車で空港まで移動
左から2番目がエアポート行きのチケット売り場
この列車に乗れと言われ乗車 Intercityだけど大丈夫か?
列車内の風景
エアポート駅 どうやら全部列車は到着するよう。陸橋に上がり列車の屋根乗りの
写真撮影、大晦日の為か屋根に乗っている人は少なかったです。
無事ダッカ空港に到着、出国し、タイ航空でバンコクまで戻りました。
途中予定変更しましたが無事日本でお正月を迎えられました。
おしまい