ミャンマー、インド、バングラデシュ その1
今回は正月休みを利用して1週間でミャンマーからインド、バングラデシュへと陸路で
チャレンジしました。
計画ではミャンマーのマンダレーまでバンコク経由の空路、マンダレーからタム、
国境を越えてインドのモレへ、モレからインパール、シロンへ、ダウキで国境を越えて
バングラデシュのシレット、ダッカへ、ダッカからバンコク経由で帰国の計画だ。
これが実現すれば香港からダッカまで5年かけて陸続きで繋がる事になる。
12/24クリスマスイブの深夜便で関空出発バンコク経由で同日の午後マンダレー着、
ミャンマーは現在特別処置で2020年9月まで日本人はビザ不要である。
帰りの航空券の提示が必要と書かれていたがもちろん持っていないが入管をそのまま
スルー。空港から乗り合いバスに乗りThiri Mandalar Highway Bus Stationへ。
Thiri Mandalar Highway Bus Stationから少し北に行った場所にタム行きの乗場があった
チケット(23,300MMK)を買ったらすぐにバスに乗れと言われ出発、15時発ギリギリ
だった。
バスの前方の行き先(右)タムと書いてある。なぜかイージーライダー。
走り始めて1時間ほどで夕暮れのサガインを眺めながらエーヤワディー川を渡り、
途中休憩をはさみ、夜9時頃モンユワの町に到着、ここでバスは満席となった。
自分以外は全員現地人だ
途中の食堂で腹ごしらえ
焼き鳥?
モンユアを過ぎると山道になり道路の状態は悪く、継ぎはぎの舗装で乗り心地は最悪!
しかしここで驚いていてはいけないなぜならインドのバス旅はもっと最悪だったから
だ。さすがに車中泊2日目ともなるといつの間にかバスの中で爆睡してしまった。
朝5時頃カレーミョの町に到着、ここで半分ほど乗客が降りて行った。
インドとの国境が近づくと検問がありパスポートチェックを受け、8時にタムの町に
到着。17時間のバスの旅だった。
インドとの国境の町 タム
タムの町は標高が高いのか日本の11月ごろの気候だ。国境まで歩くことにした。
AH1を2Kmほど歩くと分岐、まっすぐ歩くと国境が見えた。
手ミャンマーのイミグレ手前の建物は出国、奥は入国
ミャンマーのイミグレに到着すると中国人が数名騒いでいた、どうやらインドのビザを
持たずに来たらしい。今回は時間がない為インドのビザは大阪の総領事館で取得した。
中国人を後目に無事出国 歩いて国境の橋を渡る
川向うがミャンマー手前はインド
川を渡りいったん左手のインドのイミグレへ。朝早い為か誰もいない
インド側のイミグレ
入国カード、税関書類をGoogle翻訳を駆使して記入し無事入国。
ここでインドを出国する欧米人とすれ違った。
思い起こせばインドにいる間、日本人どころか欧米人に会ったのもここだけだ。
それもそうで今いる東インドマニブル州は10年前まで外国人は入国制限されていた
地域、地球の歩き方にもこのあたりの情報はほとんどない。この国境も外国人に開放さ
れたのは2,3年前のことである。
先ほどの欧米人を乗せてきたタクシーの運転手が声をかけてきた。
「両替、simを手に入れてインパールへ行く」と言うと500ルピーで行くと言われ交渉成
立スズキのワンボックスに乗り込んだ。今日は25日クリスマスで休日銀行は休みと
言われ町の両替商の店へMMKをINRへ両替、simを手に入れた。
インドモレの町
アジアハイウエイ1号線(AH1)です。
他の客荷物を載せスズキのワンボックスは10時に出発
インパールに向かい山道は未舗装部分が多い
途中検問でパスポートチェック14時過ぎにインパールに到着
市場の近くで下車し近くのホテル ニルマラにチェックイン650INR
レッドヒルへ行く為近くのオート三輪と交渉、往復貸し切りで500INR程度と
思っていたがなんと2,000INRとぼったくり!日暮れも近いし何とか1,500INR
まで交渉
レッドヒルは第二次世界大戦で『史上最悪の作戦』と言われたインパール作戦
での激戦地である。英印軍の猛反撃に合い第33師団(日本兵)の多くの血を流
れた丘としてレッドヒルと呼ばれている。なぜ安倍さんの看板があるのか?
そう12月15日に訪印し慰霊でこの地を訪れる予定だったが、アッサム、マニブル、
メガラヤ州で情勢悪化し急遽訪問取りやめ看板だけが残ったわけだ。
外務省の「たびレジ」の情報によると特にアッサム州のグウァハティでは夜間外出禁止
令が出て暴動で死者が出ているらしい
ロトパチン村の人が建てた慰霊碑らしいです
6月に開館したしたばかりの平和資料館 本日クリスマスで閉館残念!!
レッドヒル
インパールの町に戻り明日の予定を検討、ディマブルからグウァハティまで
列車で移動を考えていたが、情勢を考慮するとアッサム州は危険だ、しかし
シロンまで行くためにはアッサム州はどうしても通過しなくてはいけない。
シロン行の直通バスのチケットを買った1,100INR明日朝10:30出発だ。
ホテルに戻りホテルで夕食、2日間車中泊でさすがに疲れ切っていた。
チキンマサラを頼んでみたカレーとの違いがよくわからない
ビールを飲みたかったがマニブル州は禁酒州で残念ながらアルコールは飲めない
夕暮れとなると気温は一気に一桁まで下がる。給湯器は貯湯式、タンクにお湯が
なくなると大変なことになる。結局寒くてダウンジャケットを着て寝ることにした
インパールの町
カングラフォートの北ゲートの近くにあるバスチケット売り場ここでバスを待つ
1時間半遅れの12時出発